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ゴーストライター 佐村河内(さむらごうち)守氏の騒動について [文化]

全聾の作曲家として『現代のベートーベン』と呼ばれるなど
日本が世界に誇る作曲家としてもてはやされていた佐村河内守氏が
この度、自身にはゴーストライターがいた事がわかった。

そのゴーストライターに告発され明るみになった今回の事件(あえて事件という)。

そのゴーストライターによると、
•自分は18年前から佐村河内氏の楽曲制作を手がけている
•曲のニュアンスを提示されそれに基づいて制作、それを佐村河内氏が聴く
•佐村河内氏のピアノのレベルは初心者程度

そして極めつけ、
•耳が聞こえないはただの嘘、世に出る為のキャラ作り!

『現代のベートーベン』が聞いて呆れる
ただの嘘の固まりの詐欺師ですね。

お金儲けの手段として、
曲を売る商売の手法としては素晴らしいかもしれません。

自分のキャラクターをつくり、
楽曲に重みをもたせ、高セールスに繋げる。

なかなか賢い方だと思います。

始めはそんな、軽い気持ちだったかもしれません。
ただ単に楽曲を売りたかった、自身が有名になりたかった。

上手い手法だと思います。
ただ、自らの音楽を使って多くの人々に勇気と希望を与える
という事をやった事に関しては本当にただの詐欺行為、傲慢である
としか思えず、これが世間を敵に回した大きな原因であると思います。

東北大震災への支援、
敬意はよく知りませんが『HIROSHIMA』という曲のタイトル。

いずれも多くの命が無くなった、日本が抱えるシリアスな問題。
多くの人が彼によって勇気を与えられたり癒されたり、
生きる希望を持ったかもしれません。
多くの感動を与えてくれたかもしれません。

がしかしこれが、自分で作った曲ではないのに
あたかも自分の曲であるかのごとく…

傲慢極まりないし、影響を与えた
人々に対して失礼以外なんでも無い。

商売人として、バレなければ上手い手法だとは思うが、
前に出過ぎた。

ちまちまやってれば良かったと思う。
人にいいも悪いも影響を与えず、自分だけの殻に閉じこもって、
そこそこ売れて、買ってくれたお客さんが自分の家で、車で
聴いて頂く。

そんなぐらいならここまで誰も悲しまなくてすんだ。

欲が出て、色気が出てアンタッチャブルな所に手を
拡げるから化けの皮がはがれる。

しかもタイトルも『HIROSHIMA』なんて
誰が見てもわかりやすすぎる名前の曲が代表作だったり。

バックボーンが全聾、誰が言ってるのか知らないけど
『現代のベートーベン』なんて呼ばれてる人が
作った『HIROSHIMA』
ストレートすぎるけど逆に斬新、
しかしそこにはそれらのバックボーンがあるから。

それらが嘘八百ってことがわかった今じゃ
本当に寒すぎて笑えてくる。

ゴーストライターによる告発、みたいな感じで
明らかになった今回の騒動。

関係者によると本人は精神を蝕まれてとても
表に出られる状態ではないとの事。

そらそうでしょう。
なんでも学生時代は学校の番長と喧嘩する程
気が強かったらしいのですが、
さすがにこんなことが明るみになって
尋常でいられる精神の持ち主はそうそういないのではないでしょうか。

それとも
自分がどんなに悪い事をしても、
どんなに人を傷つけても、
どんなに人から誹謗中傷浴びようとも
びくともしない歪んだ鉄の心を持っているが、
面倒くさいからそう言っているだけなのか。

いずれにしても本人が姿を見せない限り
風化する問題ではなさそうだ。

何しろオリンピックフィギュアスケートで
日本の高橋選手が彼の楽曲で演技するのだ。

人々の記憶に焼き付くであろう。

オリンピックの度に人々は思い出す。

個人的には捕まるなり破産するなり、
何かしら制裁があってほしいものだ。

社会的制裁以外に。





風営法 ダンス 禁止 なぜ? [文化]

クラブの深夜営業へ向けて、
風営法改正を求め超党派の衆参議員約60人が
『ダンス文化推進議員連盟』を発足させた事が5月13日明らかになった。

参院選後に臨時国会への風営法改正案提出を目指し、
20日に設立総会を開く模様。


なぜ風営法を改正させたいのか!?

風営法について詳しくは割愛するが、
問題となっているのは、

若者文化の象徴であるいわゆる『クラブ』

『クラブ』とは
深夜にDJがダンスミュージックを流し
それに合わせて客がダンスをする場所の事。

このクラブの営業形態が風営法に引っかかるのである。

風営法によると、
「お店側は0時以降音楽を流し客にダンスをさせてはならない」

しかし全国どこの『クラブ』でも
盛り上がりをみせるのは0時以降。

0時以降営業が出来ないのなら、
許可をとらずに営業しよう!

ということで2年前からの無許可営業店の
大規模摘発に繋がったのである。

ではなぜ0時以降客にダンスをさせてはいけないのか!?

それはこの法律が戦後に出来て今なお改正されていない事による。

戦後今のクラブの前身的な『キャバレー』というところがあり、
ダンスホール内で客引きをする売春行為を禁止にするため、

「客にダンスをさせてはならない」

と、この法律が出来た。

それが時代の変わった今でも
何ら改正されずに残っている。

それを改正させようと市民が立ち上がり、
議員連盟発足という、国会議院をも動かす事になったのである。

しかし、まだ『国』ではなく『国会議員なのだ』

今回の事は第一歩の前進として前向きに捉えていいだろうが、
目的はあくまでも法改正。

そのためには高いハードルがある。

まず国民の『クラブ』に対するイメージが
あまり良いとは言えないだろう。

•記憶に新しい六本木のクラブ襲撃事件。

•芸能人による覚せい剤問題で強烈な印象を与えたクラブという場所

騒音苦情による近隣住民とのトラブル、喧嘩、殺人。

世の中の犯罪件数に比べればクラブで起こるそれは比べ物にならない程
少ないでああろうが、若者文化であるゆえ、知らない人からしたら
それは目立ちやすく印象に残り、
クラブというのは犯罪の温床なのでは?

というイメージを持たれてしまっているのが現状。

そのイメージ払拭のため、営業終了後近隣の掃除をするなど
努力をしているクラブもあると聞くが、やはりダークなイメージは
ぬぐい去れていない。

そして今はまさに世間の
『クラブ』に対するイメージが良くない時期、というか時代である。

1990年代後半とかであれば、
世の中で一番クラブというものが身近に、かつポップなイメージであっただろう。

それはクラブ発のアーティストがJ-POPを牽引していた
からである。

あの世間のイメージが良かったときに動いていれば
今回の法案は案外スムーズに通っていたかもしれない。

さらに海外に目を向けると、
オリンピックの開会式や首相の就任式で
クラブ発のDJ(アーティスト)が登場するなど、
日本では考えられない程クラブ文化が浸透している。

日本にもそういう、
文化発じゃなくていい、
個人(アーティスト)発でもいいから、
なにか日本国民に対して影響を与えられる人物が現れたら
この法律の運命は変わるかもしれない。

残念ながら今はいない。

だからクラブ側はもっと
国民のクラブに対するイメージを
クリーンなものにするよう努力をするべきではなかろうか。

それが法改正へ向けて出来る最前の方法ではないか。

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